三浦市三戸「北川」の湿地を残そう!
   
   
 

 神奈川県最大規模の湿地が,三浦市三戸「北川」に残されていました。しかもそこには,メダカ,ニホンアカガエル,サラサヤンマ,シマゲンゴロウ,カワモズクなど,レッドデータに挙げられる希少な種が生息しています。また,湿地に見られる大規模なハンゲショウ群落などの植生は,以前は当たり前のように見られたものですが,今ではたいへん貴重となりました。夏には,ゲンジボタルやヘイケボタルの乱舞が見られ,斜面林には貴重なランのなかまも多く見られます。

 ところが,この豊かな自然が残土処分場として埋め立てられ,その後宅地になるという事業計画が進行しています。一度埋めてしまえば,取り返すことのできない,かけがえのない自然がここにあります。

 この「奇跡の谷戸」を残すために,三浦・三戸自然環境保全連絡会では広報活動と保全活動を行っています。この連絡会は,三戸北川の自然の豊かさを目の当たりにした市民団体の有志が立ち上げ,ボランティアで活動を行っているものです。

 
事業計画の内容
  三浦市初声町三戸地区において,建設工事に伴い副次的に発生する土砂を受け入れる処分場(21.8ha)を建設する。将来的に土地区画整理事業により整備するための基盤整備事業として位置づけられる。本事業の事業主は京浜急行電鉄株式会社である。事業実施区域は市街化区域であるが,県内に残された最大規模の湿地である。
 
事業の問題点
  神奈川県環境影響評価条例に基づき,事業実施に伴う周辺環境への影響について環境アセスメントが行われた。しかし,?実施区域に生息する生物の多数の確認漏れがある,?生物への影響予測が過小評価されている,?環境保全対策が実効性に欠ける,?「環境影響予測評価書案の意見書に対する見解書」の内容が不適切だった,など,環境アセスメントに対する不備が多数みられた。

事業に伴う環境保全措置についても,適切な調査や検証がされないまま計画されている。
   
さらに詳しくは… 「北川の湿地の保全を!」(pdf)